小さい子供の治療
歯科嫌い、または、はじめて治療を受けるお子さん
歯の治療は大人でも嫌なものです。お子さんにとっては、なおさらです。
<治療の進め方>
1.緊急性がない場合は、雰囲気や、歯科治療の器具などに慣れてもらうために、一緒に遊ぶようにして、いきなり治療はしません。
特に、お母さんにでさえ、歯みがきをさせてくれないお子さんは、時間がかかります。「他人に口の中を触られたくない」という意識が強いので、
また、徐々に、こわそうな器具になれていくよう、進めるので、通院し始めてから、何回目で治療にかかれるかは、わかりません。
もちろん何回来ても泣く子はいます。しかし経験と学習を重ねるごとに、成長し、年齢とともに、泣かなくなっていきます。
POINT 保護者の方の事情もおありでしょうが、
「何もしないのですか?」
「今日なおしてください」
「何回で治りますか?」
「数本一緒に治せませんか?」
これらの考えは、本当に子供の将来を考えると、マイナスです。できるようになるまで、根気よく、練習するために、あせらないで。
歯科ぎらいで、10歳、15歳と成長しても、治療を受けるのが遅れると、永久歯を失うことになってしまいかねないのです。
2.慣れてくれば、たとえ大きなむし歯があっても、できるだけ簡単な処置から始めて、
お子さんに「こわくない」 「上手にできる」という、自信をもってもらうことを優先します。
歯ブラシの練習から始め、シーラントなどの簡単な処置ができるようになってから、治療に入ります。
気をつけてほしい言葉
治療が円滑に進むよう、なるべく恐怖心を与えるような言葉は使わないで下さい。
また、周りの人の恐怖心は、子供に伝染しますので、配慮をお願いします。
「痛くないから」
「泣くと注射されるよ」
「キーンって削るけど・・・」 など
たとえば、「麻酔の注射」は「むしさんをお薬で眠らせようね」とか「歯を眠らせるね」などと、こわがらせないように。
つめものが、はずれることがあります
1.乳歯は小さく、薄い
かけやすいうえ、接着面も小さいので、接着力が弱いのです。
2.乳歯は永久歯よりも、やわらかい
やわらかいので、一度むし歯になった歯は、再びむし歯になりやすいのです。
3.じっとできない
接着面は乾燥している必要があります。少しでも動くと唾液で濡れて接着力が低下してしまいます。
*はずれた場合は、歯の弱い部分が露出するため、むし歯が進みやすいので、お手数ですが、御来院下さい。
むし歯の進行止めについて
比較的早い時期(2~3歳)に、むし歯をつくってしまった場合、精神的に、治療が困難なことがあります。
その際には、進行を止める薬をぬって、ご家庭で歯ブラシを上手にしてもらい、食事(特に甘いもの)に配慮し、
お子さんが、治療に耐えうる年齢まで、経過をみることがあります。
「塗れば安心」ではなく、この時期のむし歯には、生活の改善が必要です。
進行止めの薬は、むし歯予防のフッ素と違い、むし歯の部分が黒く変色します。




