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どのようなハブラシがいいですか?
ハブラシのかたさは?
歯ブラシの硬さは、家庭用品品質表示法に基づく記載で、毛の長さを7mmに切り揃えて測定したものなので、実使用の毛の硬さではありません。
また表示も、60以下を 「やわらかめ」、50~85を 「普通」、75以上を 「硬め」、(単位N/c㎡) と重なった部分がある上、
幅も広く自由度があるので、表示と実使用の差は大きくなります。
実際の毛の長さは色々あります。実使用による毛の硬さは、
小児用歯ブラシのように、歯ブラシの毛の長さが、短ければ硬くなります。
逆に歯ブラシの毛が長ければ、軟らかくなります。
硬い歯ブラシは、平面での清掃効率は良いですが、歯は曲面の上凸凹しているので、
歯面全体で考えると、清掃効率は悪くなります。
また柔軟性がないので、歯と歯の間への到達性は低くなります。
軟らかい歯ブラシは、その逆のことが言えます。
よって、歯ブラシの硬さは、歯の形(凸凹の多少)や、歯並び、ハグキの厚み等で、判断する必要があります。
一般的には、歯ブラシ1本の使用ならば 「普通」 が無難と言えます。
極細毛の歯ブラシはどうですか?
極細毛の歯ブラシは、同じ硬さ表示の材質でも細くなっているので、軟らかく感じます、
その上、毛が長いことが多いのでより、軟らかく感じます。
清掃効率は悪いですが、凹凸の多い部分や、歯と歯の間への到達性は良くなります。
歯肉が赤く腫れているような、炎症の強い状態には適しますが。
全ての方がこれ1本でよいか?と問われれば、「Yes」 とは言えません。
それぞれの歯ブラシには、一長一短あり、使い分けが必要でしょう。
ハグキのマッサージは、必要ですか?
歯みがき方法には、ハグキへのマッサージを重視したものがありますが、
歯とハグキの境目のプラークを、取り除く際には、
ハグキに、歯ブラシの毛先が触れていなければ、取り除けません。
このときに、歯ブラシの毛先が触れることにより、マッサージ効果が得られますので、
ことさらマッサージを意識する必要はないのです。
歯みがき方法は、何がよいのですか?
これは理想的な歯並びの場合の、歯の傾斜の図です。
歯は、内側 (舌側) や外側 (ほっぺ側) に傾斜しています。
そして1本1本、その角度が異なります。
そのため、例えば、歯面に対して45度に当てる方法は、1本1本当てる角度を
少しずつ変える必要があるわけで、相当困難です。
歯みがきの目的は、「すべての歯面から、プラークを取り除くこと」
そのためには、歯ブラシの毛先が、プラークがついている歯面に、届いていなければ磨けません。
全ての歯面に、毛先を届かせるだけでも、難しいと思います。
当てる角度や、動かし方よりも、まず毛先を届かせることが、上手にできるようになることです。
いわば、毛先磨きです。
角度は寝かせすぎない程度で構いません。
動かし方も、上下左右斜めと、プラークが落としやすい方向に、動かせばよいのです。
歯周ポケットまで歯ブラシは届きますか?
ここまで、読んでこられた方はお気づきかも知れませんが、歯の形は種類によって違います。
よって、2次元の平面で考えても、凸凹が多く、全ての歯面に歯ブラシの毛先を届かせるのは
容易ではありません。
歯周ポケットまで考えると、歯周ポケットは、歯の長軸からの角度は、場所によって種々あります。
-30度から+45度までと、複雑な3Dなのです。
その歯周ポケット内まで、毛先を届かせるのは、我々が患者さんの歯みがきをする状況でも、
歯ブラシの毛先を歯周ポケット内に入れるのは困難です。
歯周ポケット内の清掃は、専門家による、専用の器械によってと考えて下さい。
歯周ポケットを意識するよりも、全ての歯面から、プラークを残さずに取り除くことを目指してください。
まちがった歯みがきとは?
一番多いものは、「力の入れすぎ」 です。
ゴシゴシ、シャカシャカと音がするほど、歯ブラシを大きく動かしているケースです。
歯みがきは、歯ブラシの毛の弾力でプラークを取り除きます。
歯ブラシで 「こすりとる」 のではありません。
歯みがきの際に、歯ブラシを持っていない手で、ひじを固定してみて下さい、
そうすれば、ひじから先の筋肉しか使えません。
次に、歯ブラシを持っていない手で、手首を握って固定してみて下さい
そうすれば、手首のスナップでしか磨けません。
力の入れ具合は、それぐらいで、磨けます。
また、力の入れすぎは、まずハグキを削り取ってしまい、根が露出して 「知覚過敏」 の状態になります。
そして次には、根の側面まで、削るようになるのです。
このように、根に凹みができてしまえば、もう 「知覚過敏」 の状態を通り過ぎ、
人工的に、むし歯と同じような穴を、歯ブラシで開けているようなものです。
冷たいものがしみる状態から、進行すれば、神経が炎症を起こして、ズキズキと痛むようになります。
「正しい歯みがき」 を身につけて、歯を守りましょう。
補助的に使う、便利な歯ブラシはありますか?
業者さんから、種々のサンプルを頂くたびに、試しておりますが、「便利なもの」 というか 「楽ができる」 ものはない、と考えております。
両側に毛のついているものや、全周囲に毛のついているものなど、特殊なものは、おすすめできません。
通常の歯ブラシで地道に、「急がば回れ」 で 「継続は力なり」。
1本の歯ブラシ以外に補助的に使われるのであれば、まず第一選択はデンタルフロスです。
歯ブラシだけでは、歯と歯の接触している面は、全く磨けません。
次におすすめするならば、「ポイント磨き用」 「ワンタフト型」 と言われるものです。
歯並びの悪い部分や、一番奥歯の奥側の面など、
いつも磨き残しが残ってしまう場所に、併用されるケースが多いです。
またこのように、通常の歯ブラシの先端部分だけ、「ポイント磨き用」 に加工されているものもあります。
歯みがき剤はどのようなものがいいですか?
フッ素配合で、低発泡性、低研磨性のものを、おすすめしております。
歯が白くなるという効果があるものの中には、研磨剤が多いものもあり、
歯が細かい傷だらけになっているケースも、認められるのでご注意下さい。
これは、歯みがき剤が多すぎます。
この程度を目安にしてみましょう。
ただし、フッ素の効果を、最大限望むならば、
フッ素濃度が1000ppmの歯みがき剤で、0.5g 必要となります。
うがいを、少なくすることも必要です。
電動ハブラシ(音波)はどのようなものがいいですか?


当院では、「Panasonic の Doltz ドルツ」
または歯科専売品である、㈱ジーシーのプリニア を、おすすめしております。
プリニアもパナソニック製です。
これらは、日本人の口の中をよく研究されており、日本人にはぜひ、日本が世界に誇りうる松下製を。
また替えブラシに、唯一 「ポイント磨きブラシ」 があるのも理由のひとつです。
これは非常に便利です。タフト型といわれるハブラシが、自動で動くので、様々な状況に対応できます。
ただし、歯科専売品は標準付属しておりますが、パナソニックさんは、別売りなのが残念です。


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